出産自体は天中殺だからといって、難産になるなどの問題が生じることはありません。
ただ、生まれた子供に多少の影響が出ることがありますが、調子が悪いとか、普通に育たないということではないです。
出産の影響はいくつかのケースに分かれます。
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母親が天中殺のとき
A.男の子が生まれた
まったく問題ないといえます。通常の生まれと同じで影響は受けません。
B.女の子が生まれた
普通に育てていくと、なかなか母親離れしない子供になってしまう恐れがあります。
母親の元が居心地がよくなって、自立が遅れたり、晩婚になる傾向があります。
一見すると母娘の仲は良さそうに見えて悪くありませんが、女の子の人生からすると、いつまでも母離れできずに、長い目でみるとマイナスが大きくなります。
高校卒業するくらいまでは、まったく影響が出ないので、普通の子育てで問題ありません。
大学に入るあたり、あるいは高卒で就職するあたりから現象が出てくるので、20歳前くらいから、親が意図的に娘を自立の方向へと導いてあげるようにする。と、同時に、親自身も子供離れを意識することです(こちらのほうが大事)。
父親が天中殺のとき
A.男の子が生まれた
このケースは注意が必要です。
天中殺中に生まれた子供はなぜかかわいいと感じる気持ちが強くなリ、溺愛してしまうことがあります。ですが、これは避けた方がいいです。その反面、大学生になるくらいまではなるべく子供とスキンシップをとることが大事です。
単に甘やかすのではなく、礼儀作法などの精神教育をしっかりとしていく。スキンシップをとりながらも、母親任せにしないで父親が礼儀を教えることでしっかりとした子供に育てていくことが大切です。そして、大学にいくくらいの年代になったら、なるべく早く自立できるようにもっていくことです。
父親が天中殺中に生まれた男の子は、父を超え難いという定説があります。サラリーマンの子供のなら良いが、自営業の後継ぎのような場合は、なかなか親が期待するような活躍ができないことがあります。
その場合は一度親元から離して、外で修行させて跡を継がせるような形をとった方がよいです。
B.女の子が生まれた
まったく問題ありません。お互いに影響を与え合うことはないので、普通に接してよいです。
両親が天中殺のとき
男の子が生まれたら、父親が天中殺のときのケースと考えます。
女の子が生まれたら、母親が天中殺の出産のケースと考えます。
どのケースでも、自分の性と同じ性の子供が生まれたときに注意が必要となります。
参考文献:「天中殺(大殺界)の解説」