こんにちは!ネコ三世です(=^・^=)
2月のこの時期、毎晩ソチオリンピック観戦で寝不足気味の方も多いのではないでしょうか。
私も結果だけチェックするはずが、面白くて最後まで観てしまい、気がつけば午前4時・・・ということもありました。
録画して観ることもできるのに、やはりリアルタイムでドキドキしながら観たいんですよね(*^_^*)
オリンピックの面白さと怖さは、実力や前評判通りにいかないことにあると思います。
どんなに実力があっても失敗することはありますし、それほど前評判が高くなかった人が普段通りの実力を発揮してメダルが取れたりするからわからないのです。
『オリンピックには魔物がいる』
とは、よく言ったものです。
一節によると、オリンピックには「五輪神」という神さまがいるといいます。
ワールドカップなどで毎回優勝しているような優秀な選手でも、自らのピークが4年に1度のオリンピックにうまくタイミングが合わない選手も少なからずいるようです。
なかなかメダルが獲れない、もしくは代表から外れてしまう選手がいる一方で、五輪神に愛される選手も存在します。
今回のオリンピックで「五輪神」に最も愛された日本人といえば、男子フィギュアスケートの羽生結弦選手でしょう。
個人のショートプログラムでは、SP世界最高点で1位。
高い技術に裏付けられた、堂々とした演技で、リアルタイムで観ていた日本中の誰もが羽生選手の金メダルを確信したに違いありません。
しかし、魔物はいましたね。
フリープログラムでは極度のプレッシャーのためか、2回転倒してしまい、後半は持ち直したものの、SPのような伸びやかさが見られませんでした。
直後に滑る世界選手権の覇者パトリック・チャン選手のことを考えると、銀は狙えても、残念ながら金メダルには手が届かないかもと思いました。
ところが、金メダルを取る大チャンスだったにもかかわらず、普段、本番で大きなミスをしないチャン選手が2回ミスをしました。
そして、ロシアの皇帝プルシェンコ選手は直前の練習で腰を痛めて棄権。(その後、現役引退を表明)
世界の強豪があり得ない理由で脱落し、SPで点差をつけていた羽生選手が金メダルを獲ることができました。
今期日本の初の金メダル、嬉しかったですね。
いい演技ができたり、高い得点が出ても、メダルって獲れないときは獲れないものです。
運が味方する、追い風が吹くって、こういうことなのだと思いました。
『運も実力のうち』
ということわざがあります。
「運」という、目にみえない力が働いたように思います。
羽生さんは、東日本大震災で大きな被害を被った仙台市の出身です。
被災した人たちの希望の光になりたいという気持ちが、人一倍強かったのではないでしょうか。
そんな彼を、五輪の神様が後押ししてくれた。
私にはそう思えてなりません。