天中殺期間中の就職は長続きしないという定説があります。
自分が希望して入った会社でも、なんとなく嫌気がさしてくる。あるいは、人間関係のトラブルに巻き込まれるなど・・・天中殺中の就職はそのような結果になることが多いようです。
新卒で就職する場合は、好む好まざるにかかわらず、単純計算で6人に1人の割合で天中殺中に就職することになります。
それでは、その人たちはみんな会社を辞めることになるのかというと、そういうわけではありません。
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不思議なことに、仕事に対して意欲に燃えている人のほうが燃え尽きやすいのです。逆にそれほど意欲もなく、淡々と働いている人の方が影響を受けません。
もともと天中殺期間中の就職では、第一希望の会社にすんなり入れることが少なく、第二、第三希望の会社に決まることが多いのです。そのために、意欲も半減してかえってうまくいくこともあるようです。
もし、希望する会社に入って、そこでずっと働きたいと思うのなら、とにかく慣れるまでの数年は自分の欲求を抑えることです。
会社のやり方に従い、周りに奉仕する気持ちを持つことが長続きのコツといえます。
職場では、上司や先輩で自分が信頼できる人を見つけて、その人に自分の会社生活を預けるくらいの気持ちを持つ。その人に従うことで天中殺中の災いを取り払うことができます。
それでは会社に入った意味がない、もっと意欲的に仕事をしたいという人はその意思を貫いてみてもいいのです。
その時に天中殺の法則に出会って、嫌気がさしたら転職する。そうすることによって、本当に行くべき会社に出会えることもあるでしょう。
その場合は天中殺期間中は転職しないこと。天中殺が明けるのを待って転職活動をすることをお勧めします。
参考文献:『天中殺(大殺界)の解説』